過去のホテル料金の検証手順|東京ビジネスホテル2025年9月は前年比+9.4%、4つの公表値で突き合わせ | HotelBank (ホテルバンク)

過去のホテル料金を遡って徹底的に必要が出るのは、ライティングで前提ADRの理解性を考えるとき、コンプスを組むとき、そして自社の料金時間を市場と突き合わせるときだ。行わない。では、観光庁統計・総務省CPI・プレミアホテルREITの月次開示・OTA掲載価格の月次集計という4つの公表値を、同じ月・同じ業種に重点的に検討手順を示す。 本記事における指標の定義ADR(平均客室温度):各施設がOTA上で公開する最新安プラン水平(2名1室利用時・1室あたり料金・税込)に業態別の補正係数を適用して算出した推定成約上限(税抜相当)。の照合(91施設・ほぼ3ヶ月間)で誤差中央値は約7%。施設推定値であり、各施設の実際の約成価格・会計数値とは異なります。エリア単位のADRは対象の中央値(エリアの標準的な施設の水準)。掲載価格(全プラン平均・税込):素泊まりから食事付きまで、販売中の全プランの公開価格(2名1室利用時1室あたり料金・税込)の平均。成約価格ではなく、ADRとは別の指標です。客室稼働率(観光庁):観光庁「宿泊旅行統計調査」の公表値。 利用客室数を総客室数で割ったもの。REITのADR・RevPAR:各投資法人が月次で開示する約実績(消費税抜き)。本記事では公表値をそのまま引用しています。データ出典:メトロエンジンリサーチ(東京都ビジネスホテルの月次集計)、観光庁、総務省統計局、各REIT開示資料 重要なポイント— 公的統計に円単位の客室はない。客室不快を円で公表する公的統計はない。庁統計は必要量と稼働率まで、CPIは価格の変化率までを示す。— 2025年9月の東京都ビジネスホテルは同じく同月比+9.4%。東京ビジネスホテルの2025年9月は、掲載価格(全プラン平均・税込)¥21,500(N=883施設)に対し、推定約ADRは¥13,100(N=894施設)。— CPI宿泊料金は基準年で一律が1.2pt変わります。CPIは2026年7月無意識 2025年基準に移行。 2026年8月の宿泊料金の一律月比は2025年基準で−1.4%、2020年基準で−0.2%と、基準によって1.2pt異なります。— REIT開示ADRは変化率で突き合わせる。REIT開示ADRは消費税抜きの約成実績で、範囲がREITごとに違う。 4つの発表値は「わかりません」が違う 過去料金の調査手段は、4つの系統に整理できる。重要なのは、それぞれが「料金特有」を示すのか、「料金の変化」だけを示すのか、「料金以外」を示すのかという違いである。 同じ「その比」という言葉でも、稼働率の先差、価格指数の足元比、成約ADRの足元比はそれぞれ意味が異なる。 表1 過去料金の調査に使える4つの公表資料と適用範囲資料公表される主な項目料金の扱い公表時期使う前に確認すること観光庁「宿泊旅行統計調査」延べ宿泊数・実宿泊数・客室稼働率・定員稼働率(タイプ6区別・都道府県・施設月次)含まれない第1次速報は翌月末、第2次速報は約2か月後、確定値は先2026年1月無意識層化基準を「従業員数」から「客室数」に変更。総務省「消費者物価指数」宿泊料価格の変化を示す指数(全国・東京都区部など)変化率のみ(円単位の一定は出ない)翌月下旬(全国)2026年7月無意識2025年基準。2020年基準は2026年12月分まで直接公表され、数値が異なるトップホテルリートの月次開示ADR・稼働率・RevPAR・売上高と同月実績成約ADR(消費税抜き)各REITにより翌月〜翌々月集中範囲(物件数・変動報酬料対象の保有)がREITごとに異なります。OTA掲載価格の月次総額(メトロエンジンリサーチ)掲載価格(全プラン平均・税込)と推定成約ADR(税抜相当)掲載価格と推定値の2桁月次(当月は調査時点の途中経過)掲載価格は成約価格ではありません。推定ADRはモデル推定値 出典:観光庁、総務省統計局、各REIT開示資料、メトロエンジンリサーチよりホテルバンク編集部作成 4系統の全体像と、47都道府県のADR一覧・2019年からの長期期間は過去のホテル料金をざっくりと4つの方法 — 都道府県別ADR一覧と2019年からの時期にまとめている。 観光庁「宿泊旅行統計調査」—料金は調査項目に含まれない 最初に押さえるべき点は、観光庁の旅行統計調査には客室温度が含まれないことだ。ィホテル・簡易宿所・会社団体の宿泊所)別、都道府県別の月次が得られる。 当然の発表は2026年8月31日の「2026年7月・第1次速報」である。率は全体で60.8%、ビジネスホテルは74.2%(いずれも同月差−0.5pt)だった。ちなみに第1次速報は有効回収率32.9%の段階の推計値で、202さらに2026年1月無意識層化基準が「従業員数」から「客室数」に変更されており、観光庁自身が事前比には見直しの影響が含まれうると注記している。 速報値の改定幅と3指標の検討は宿泊旅行統計調査とは — 第1次速報は稼働率で平均0.6pt動いて詳しく取り組んでいます。 総務省CPI「宿泊料」—変化率は確定が、2025年基準への移行に注意 料金の動きを示す公的統計として使えるのが、総務省統計局「消費者物価指数」の品目「宿泊料」である。 これは価格の変化を指数で示すもので、円単位の料金水準は得られない。 ここで実務上のストップホールになるのが基準改定である。 CPIは2026年7月2025年基準に切り替わり、2025年1月無意識2026年6月分までは2025年基準で遡って再計算された。 2020年基準の指数も2026年12月分までは並行して公表されるため、e-Statには同じ月の宿泊料金について2つの数値が並ぶ。2026年8月の全国の宿泊料金指数は、2025年基準で106.8、2020年基準で181.1。 表2 CPI宿泊料(全国)宿泊同月比 — 2025年基準と2020年基準の比較(2026年1〜8月)月(2026年)1月2月3月4月5月6月7月8月2025年基準同一月比+5.5%+5.7%+4.5%+3.7%+3.6%+1.5%+0.9%-1.4%2020年基準同一月比+6.0%+6.0%+5.0%+4.6%+4.8%+3.1%+2.0%-0.2%差(2025年基準−2020年基準)-0.5pt-0.3pt-0.5pt-0.9pt-1.2pt-1.6pt-1.1pt-1.2pt 出典:総務省統計局「消費者物価指数(2025年基準)」「同(2020年基準)」目別・宿泊料・全国(e-Stat)より品ホテルバンク編集部作成 出典:総務省統計局「消費者物価指数」宿泊料・全国(e-Stat)よりホテルバンク編集部作成 2025年の各月は新しいどちらの基準でも同じ月比が一致するが、2026年になると差が開き、6月には1.6pt、8月も1.2ptとなった。今今最新値と並んで、現状以上の変化があるように見えてしまう。時系列をときは同じ基準の系列だけを作るため、時々「2025年基準」と信頼するのが安全だ。 上場ホテルREITの月次開示 — 公表値をそのまま引用する 国内の一流ホテルREITは、いちごホテルリート投資法人(3463)、インヴィンシブル投資法人(8963)、日本ホテル&レジデンシャル投資法人(3472)、ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)、星野リゾート・リート投資法人(3287)、森トラストリート投資法人(8961)、霞ヶ関ホテルリート投資法人(401A)の7法人。ポートフォリオ単位の合計値を開示する法人と、物件別の開示を中心とする法人がある。 引用のルールは単純で、各法人が公表した数値を加工せずにそのまま使うことだ。 別の数値を自分で平均してポートフォリオの値を作ると、集計範囲や加重の違いで公表値と一致しなくなる。 出典:かなりREIT月次運営データよりホテルバンク編集部作成(2026年8月実績、ADR・RevPARは消費税抜き)。ジャパン・ホテル・リート投資法人の決定同月ADRは正確開示の該当欄に記載がないため「—」とした 3法人とも2026年8月のADRは同月を下回り、下落幅は−2.7%から−8.8%まで幅がある。この差は、保有物件の状況や業態構成、集計対象(全か変動報酬料対象のみか)の違いを反映している。REITの数値は精緻だが、相当物件保有の実績であり、エリア・特定業種の相場ではない。エリアの相場として使う場合は、物件別開示から対象エリアの物件を選んで確認することが先決。 OTA掲載価格の月次累計 —...

秋の泗水を訪ねて

晩秋の候、山東省泗水県を訪れた。泗水は泗河にその名を由来し、泰沂山脈の南麓に位置する。山々が起伏し、泉の流れが豊かな土地である。秋風が吹き渡ると、空は一段と高く澄み、山野には金と紅の彩りが広がり、この小さな町は清冽でありながら温もりのある秋の気配に包まれる。 泗水を訪れるなら、まず泉林に行かずにはいられない。泉林の泉群はかねてより名高く、「名泉七十二、大泉数十、小泉は牛の毛の如し」と言われる。秋の泉池は水色が碧く透き通り、真珠泉は珠を連ねて湧き上がり、趵突泉は花を翻して玉を吐き、黒虎泉は低く吼えるような音を立てる。泉水は泗河となって緩やかに西へ流れる。岸辺には「子在川上処」の石碑が立ち、思わず「逝く者は斯くの如きか、昼夜を舎かず」という孔子の感慨が胸に浮かぶ。泉のほとりに立ち、水草が揺れるのを眺め、絶え間ない泉の音に耳を傾けていると、時の流れさえも緩やかになったように感じられる。 次に鳳仙山に登る。鳳仙山は泗水第一の高峰であり、秋には層林ことごとく染まり、楢や楓、黄櫨が織りなす錦繍の景色が広がる。山道は曲がりくねり、落ち葉が敷き詰められて、踏みしめるたびにさらさらと音を立てる。山中には孔子講学石があり、巨石が夫子の端坐する姿に似て、弟子たちが周りを囲むさまはまさに生き写しのようである。中腹に立って遠くを望めば、田畑と村落が一望のもとに広がり、泗河は帯のように丘陵の間を縫って流れる。秋風が頬を撫で、草木と土の香りを運んでくる。心が晴れやかになるひとときである。 山水が泗水の骨格であるならば、泉林と古跡はその文脈であろう。安山寺は山林の中にひっそりと佇み、寺内の古い銀杏は樹齢二千五百年を超えるという。晩秋には木全体が黄金色に染まり、落ち葉が庭を埋め尽くして柔らかな絨毯のようになる。寺の鐘が時折響き、谷がそれに応えて、いっそう静寂が深まる。泗水は古来より文教が盛んで、孔子がこの地で教えを説き、仲子や原憲ら先賢が足跡を残した。歩く先々で、一枚の瓦、一つの泉、一つの石にさえ物語が秘められているかのようだ。 しかし泗水の秋は、古の趣だけではない。龍湾湖畔の等閑谷芸術糧倉は、かつての古い糧倉を改修したもので、煉瓦の壁には蔦が絡み、中には若い芸術家たちの作品が並ぶ。東仲都村の文创街では、陶芸や拓本、絞り染めを体験できる。柘溝鎮の儒陶の匠は、千年の製陶技術を現代の茶器に活かし、柴焼きの温もりある器は古雅でありながら新しさも感じさせる。湖畔には民宿が点在し、白壁に灰色の瓦、窓を開ければ山が見える。秋のひとときを過ごす人々にとって、格好の隠れ家となっている。 日暮れが近づくと、路地に焼き餅の香ばしい匂いが漂ってくる。泗水火焼は四角く、手のひらほどの大きさで、皮は薄く餡はたっぷり、外はさくさく中はしっとりとしている。熱いうちにひと口かじれば、肉汁がじゅわりとあふれ、小麦の香りと肉の旨みが混ざり合う。素朴でありながら、満ち足りた味わいである。屋台に腰かけ、街灯が次々と灯るのを眺めていると、秋の夜の泗水は静かで、そして温かい。 秋に泗水を訪ねる——訪ねるのは泉林の清らかな響き、鳳仙の紅葉、そして千年の文脈と今日の新たな姿である。この魯南の小城は、秋を山に、泉に、村落に、そして訪れるすべての人々の心に、静かに収めている。

【締切直前】日韓コンテンツ共創ウィーク2026 ‐ 日韓IPビジネスの実務家が登壇、BCWW参加企業による作品ピッチや法律相談も | 韓国コンテンツ振興院 東京ビジネスセンターのプレスリリース

韓国コンテンツ振興院 東京ビジネスセンター(KOCCA)は、2026年9月29日(火)から10月2日(金)まで、東京・虎ノ門の「KOCCA CKL TOKYO」にて「日韓コンテンツ共創ウィーク2026」を開催します。 8月31日(月)の開催発表に続き、今回は、9月29日(火)に開催する「フォーラム3」、10月2日(金)の「BCWW参加企業ピッ​​チ」および「個別法律相談会」を中心に、イベントの注目プログラムをご紹介します。 日韓のコンテンツ協力は、作品の輸出入やライセンス取引に加え、共同製作、共同投資、IP開発など、企画・制作段階からの協業は進んでいます。本イベントでは、両国のコンテンツ企業や業界関係者が、具体的な事例や実務上の課題を共有しながら、新たな協業の可能性を考える機会となることを目指しています。 前回のご案内に続き、注目プログラムをご紹介 16:30~17:30|フォーラム3 アニメやキャラクターなどのIPを起点に、メディアや業種の垣根を越えた協業が広がる中、日韓両国でIPビジネスやコンテンツ展開に取り組む実務家を迎え、具体的な取り組みや協業事例を紹介します。IPの価値を多様な分野へ展開するための考え方や、日韓それぞれの強みを活かした新たなコンテンツビジネスの可能性について議論します。 クランチロール株式会社アニメ共同製作チームプロデューサー 出版社にて漫画・小説・アニメ雑誌の編集に携わった後、株式会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントに入社。ソニーグループとしてはFunimationへの進行を経て、2022年、クランチロール株式会社に転落。アニメ共同制作チームのプロデューサーとして様々なアニメ作品に携わる中、ウェブトゥーンを原作とした「俺だけレベルアップな件」「テムパル~アイテムの力~」等を担当。 株式会社ロッテホールディングス グループ経営戦略本部 事業開発部 ライフスタイル&エンターテイメント課 課長 2007年株式会社ロッテ入社。研究開発やマーケティングを経て、2022年よ​​り株式会社ロッテホールディングスにて日韓を繋ぐ新規事業開発を担当。 株式会社アコムズ 代表取締役副社長 韓国を代表するキャラクターIPの一つである「Pucca(プッカ)」の投資誘致および海外事業拡大に貢献した、IPビジネスの専門家。2020年11月よりアコムズ株式会社の常務副社長を務め、海外事業を統括するとともに、新規IPの発掘および投資誘致を主導している。 11:20~12:00|韓国で開催された国際コンテンツマーケット「BCWW」日本企業3社が参加 日本映像産業振興機構(VIPO)による「BCWW向け海外ピッチング支援プログラム」の紹介は続き、同じプログラムでBCWWでピッチを行った日本企業3社が、それぞれの作品を紹介します。韓国のコンテンツ関係者との新たな協業や、日本作品の海外展開に関心のある方にご参加いただけるプログラムです。 13:30~16:30|日韓コンテンツビジネス法面の相談を、1回30分で実施 共同製作、IP、契約、ライセンスなど、日韓間のコンテンツビジネスに関する個別相談を受け付けます。日本企業の方も、韓国企業との事業・共同製作・IP・契約・ライセンス等に関する法的課題についてご相談いただけます。事前予約制となっているため、具体的な協業を検討している企業の皆様に、実務上の確認事項を整理する機会としてご活用いただけます。 4日間、多様な協業の機会を提供 このほか、9月29日には日韓両国のコンテンツ政策や放送・映像分野の共同製作をテーマとしたフォーラム、9月30日・10月1日にはKOCCA CKL TOKYO入居企業によるピッチおよび1:1ビジネスマッチング、10月2日には国際共同製作や日本ロケの実務を扱うワークショップ等多様なプログラムを実施します。また、9月29日から10月2日まで、会場内のInnovation LoungeではCKL TOKYO居住企業15社によるIP展示も行います。 イベント名:日韓コンテンツ共創ウィーク2026 / 日韓コンテンツ共創ウィーク2026 会期:2026年9月29日(火)~10月2日(金) 開催場所:KOCCA CKL TOKYO(東京都港区虎ノ門2-4-7 T-LITE 16F) 主催:韓国コンテンツ振興院(KOCCA) 後援:韓国文化体育観光部 運営:一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ) 公式サイト:https://www.dcaj.or.jp/jkcw/ 参加費:無料(事前申込制) ※プログラムごとに申込先が異なります。一般プログラムはPeatix、個別法律相談会は専用フォームからお申し込みください。 ※9月29日(火)のネットワーキング交流会につきましては、おかげさまで小学生に達したため、参加申込の受付を終了しております。多数のお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。なお、その他のプログラムは引き続き参加申込を受け付けております。 フォーラム1・2・3/CKL TOKYO入居企業ピッチ(9月30日・10月1日)/BCWW参加企業ピッ​​チ/ワークショップ1・2 会場収容人数:各100名/事前申込制 ※先着順 申込方法:Peatix:https://jkcw2026.peatix.com 1:1ビジネスマッチング 事前申込制 ※先着順ではございません 専用申込サイト:https://script.google.com/macros/s/AKfycbxyfOM2CnpknfYYgKYWWTQBCeD2WsyYPVWgxDtatuFCRz7gHsGAkqiwXU8JrxyHx5lf/exec?mode=japanese 個別法律相談会 事前申込制 ※先着順ではございません 事前申込フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdWmw8Jt2VidfXvurRUxtk4ChfrMcsOXmx8_-Th9OUdFyYK1w/viewform 韓国コンテンツ振興院 東京ビジネスセンター E-mail:[email protected] 電話番号:03-5363-4510

2026年度「東京ビジネスデザインアワード」 都内中小企業8社のテーマに沿ったデザイン提案を募集 | AXIS Web

東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行っております「東京ビジネスデザインアワード(TBDA)」は、2026年度の参加企業のテーマを発表し、デザイナーからの提案募集を開始する。 募集期間は2026年9月2日(水)から10月27日(火)23:59まで。 TBDAは、都内中小企業が持つ高い技術や素材などをテーマに、優れた課題解決力と提案力をあわせてデザイナーとの協業を育て、新商品や新規事業の開発を促進する賞である。 マッチングが成立したものはテーマ賞として発表され、テーマ賞の中から公開審査を経て、最優秀賞と優秀賞が決定する。 今年度は、都内中小企業8社による8つのテーマが選ばれた。ラバーキャスト、循環型素材、オンデマンドメタリックカラー印刷、金属プレス加工、ステンドグラス制作、植木事業、混合廃プラスチックのリサイクル技術、スクリーン印刷による質感表現など、素材や技術、循環の仕組みを考えたテーマが選ばれた。 2026年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ概要 テーマ「複雑・微細な金属形状をスピーディーに成型できるラバーキャスト」株式会社エーケーダイカスト工業所(豊島区) テーマ「プラスチックに準じた扱いが可能な高木材混合率の循環型素材」菱華産業株式会社(中央区) テーマ「色彩表現を拡張できるオンデマンドメタリック印刷と特殊加工」株式会社サン・ブレーン(北区) テーマ「薄板や小物の精密加工を得意とする金属プレス加工技術」篠原工業株式会社(八王子市) テーマ「手吹きガラスの魅力を最大限に引き出すステンドグラス制作技術」株式会社エージー・クルー(板橋区) テーマ「庭木を廃棄せず循環させる植木事業」株式会社やりましたグリーン(八王子市) テーマ「選別・洗浄が不要な混合廃プラスチックからのリサイクル技術」株式会社ピリカ(千代田区) テーマ「スクリーン印刷技術の応用による多様な素材の質感表現」熊沢印刷工芸株式会社(北区) 東京ビジネスデザインアワードの特徴 TBDAでは、新規アイテム開発だけをゴールとせず、審査の段階から審査委員会がコンサルテーションを行い、実践的なアドバイスを提供する。デザイン、知財、契約、流通、広報など、多面的な支援を継続的に提供することも特徴である。テーマ賞受賞提案には、年度受賞を含めた3ヶ月年度の事業実現化支援が用意され、2026年度は2029年3月末までが支援期間となります。 また、提案の実現に向けて、意匠権や商標権などの産業財産権取得費用、契約に関する費用については、1チームあたり最大50万円までの補助も行われる。 2026年度「東京ビジネスデザインアワード」デザイン提案募集概要 募集期間 2026年9月2日(水)〜10月27日(火)23:59 応募資格 中小企業との協業に刺激を受ける、国内在住の個人またはグループ...

魚台県唐馬鎮:「四小園」で農文旅融合発展の新たな原動力を喚起

6月以降、魚台県唐馬鎮郭楼村の河畔には清風が吹き渡り、緑が広がっている。かつて老朽化し、注目されることのなかった村の塀や遊休宅地の囲いは、丁寧な改修・改良を経て、美しい人気の壁画群へと生まれ変わった。国潮(中国伝統を現代的に再解釈したデザイン)の美学、田園風情、郷土の要素と若者向けのデザインを融合させ、明るく癒やされる色彩と斬新な構図が特徴だ。田園の癒やしを感じさせる風景画だけでなく、雰囲気あふれる国潮スタイルのグラフィティ、創意あふれる文字、ユーモラスな情景造形も配され、村を代表するシンボル的な景観となっている。 かつて崩れた塀や雑草が生い茂っていた遊休地は、今では一歩ごとに美しい景色が広がり、四季折々の風情を楽しめる。生活環境の劇的な変化は、唐馬鎮が郷村振興を全面的に推進してきた生きた縮図である。「以前は村内に古い宅地が多く遊休化しており、土地資源の無駄になるだけでなく、村の景観も損ねていました。今では『四小園』に改修され、環境も空気も良くなり、目に入るのは花や草ばかり。心から気持ちが良いです」。郭楼村の村民・宮慶康氏は自宅前の景色を眺め、嬉しそうに語った。 近年、唐馬鎮は農村の遊休宅地の総合的な活用を突破口に、大規模な解体・建て替えを避け、村の「わずかな遊休スペース」を巧みに活用している。「解体・回収・改修・植栽」の四つの施策からなる独自の手法を導入し、農村の遊休資源を余すところなく活性化。郷村振興を支える「四小園」を的確に整備し、「町ごとに特色のある園、村ごとに独自の景観」が広がる美しい郷村の絵図を描き出している。整備を着実に進めるため、唐馬鎮は鎮内15の村に点在する286か所の遊休宅地に対し、一つひとつ実態調査を実施し台帳を作成し分類管理を行った。また、住民の意向を重視し広く意見を募り、地域の実情に合わせ、資源を節約し生態を優先する原則に基づき、それぞれの特徴を生かした園内空間を整備している。 「『四小園』の全域的な質の向上は、鎮の文旅融合発展を支える生態的基盤を築きました。小規模な改修によって大きな産業を呼び起こし、生態の美しさで文旅産業を後押ししています。郷村に生態的な『見た目の魅力』だけでなく、発展の『価値』ももたらすよう、郷村文旅の関連施設を充実させ続けています」と唐馬鎮党委員・宣伝委員の許端靖氏は説明する。 生態を基盤に、文化観光を魂として、唐馬鎮は「四小園」による生態改修の成果を全域の文旅発展と深く結びつけている。魚台県が進める「農業+文化観光+修学旅行」の融合発展の方針に基づき、東魚河、西支河、幸福河の三河川が交わる生態的強みを活かし、「漢風唐韻」をテーマに、上質なキャンプ、高品質な民泊、テーマ飲食、田園収穫体験、親子レジャーを一体的に提供する郷村リゾート地を構築している。 郷村レジャー文旅の中心的業態であるキャンプ経済は、県内で規模的・特色的に展開されている。魚台県は郷村キャンプのコンテンツを充実させ、孟楼恵盟キャンプ場、斉楼約恵キャンプ場、夢里西支・収穫キャンプ場など既存施設の改修・高度化を実施。「民泊+キャンプ+飲食」の一体型モデルを構築し、県内にキャンプ産業を多点展開し多様な業態を育成している。特色あるキャンプ文旅プロジェクトで郷村発展の原動力を喚起し、観光客が「遊びながら体験し、遊びながら学ぶ」没入型レジャー体験を豊かにしている。 「田舎にこんなに素敵な人気壁画があるなんて思いませんでした。雰囲気が最高です!写真撮影や観光、キャンプに収穫体験、さらに芸能公演も楽しめます。週末の親子のお出かけや友人同士の訪問にぴったりで、体験は非常に素晴らしいです」と観光客の王星宇氏は感嘆した。新しく整備された人気壁画と、高低差を生かした「四小園」の緑や花々が互いに引き立て合い、郷土の生活感とトレンド感あふれる芸術性が融合し、郷村に新たな活気をもたらしている。 「人気壁画巡り+園内でのエビの試食+田園レジャー」という新たな観光コースが誕生し、周辺地域の観光客、動画配信者、親子連れが数多く訪れる新たな人気スポットとなった。当該施設の完成・供用開始は、唐馬鎮における「四小園」整備の成果を産業へとつなげた取り組みであるだけでなく、魚台県が文化によって郷村を活性化し、文旅で郷村を呼び覚ました実践例でもある。近年、魚台県は「農文旅」融合発展の分野を深く掘り下げ、多様な業態の枠組みを構築。郷村文旅産業を各地で成長させ全域的にレベルアップさせ、郷村の資源上の強みを産業上の強みへと速やかに転換させている。

第3回 東芝ブレイブルーパス東京 ビジネス交流会 | スポーツマニア

本イベントは、スポーツを起点とした企業間の交流促進と、新たなビジネス創出機会の提供を目的としています。過去2回の開催で大変ご好評をいただきましたが、今回はリーグ戦終盤の重要な一戦である「第16節 横浜キヤノンイーグルス戦」に合わせて開催いたします。 ■イベントコンセプト:スポーツの力でビジネスを加速 東芝ブレイブルーパス東京が持つ情熱、戦略性、チームといったワーク要素を触媒とし、異業種間の交流を活性化させ、新たなビジネスの種を発見・育成する場を提供します。 ■参加特典:質の高いネットワーキングと特別な体験 単純名刺交換に留まらず、多面的な価値を提供します。 ビジネスネットワーキング: 業種の垣根を越え、自然な形で新たなビジネスの輪が広がる交流時間を確保します。 企業判断によるプレゼンテーション: 株式会社ゴールドウイン様、株式会社Yeny様、TANPAC株式会社様によるプレゼンテーションを予定しております、具体的な事業連携のヒントを得られます。 選手との交流: 選手による挨拶や交流を大切に、チームと一体感を醸成します。 ラグビー公式戦観戦: 参加費には、午前午後に秩父宮ラグビー場で行われる「東芝ブレイパス東京 vs 横浜キヤノンイーグルス」の観戦チケットが含まれています。 ■株式会社BeFree 代表取締役 皆川 祐輝 コメント 「1回目、2回目での成功体験に覚悟、この度3回目を開催できることを大変辛く思います。スポーツという共通項で最高の育成を目指して交流は、具体的なビジネスチャンスや新たな視点を得る一助として自信を持ってお待ちしております。我々の使命である『関わる人の未来を明るく照らす』ことを体現する場として、体験を提供できるよう全力で準備を進めてまいります。」 ■イベント開催概要 日時: 2026年4月25日(土) 11:00開始(10:30受付開始) / 13:00閉会予定 場所: 株式会社ゴールドウイン本社 1F(秩父宮ラグビー場より徒歩10分) アドレス: 〒107-8570 東京都港区北青山3-5-6...

いかにして夏を凌ぐか?泗水へ、山水の約束を果たしに

真夏の暑さは、いつもどこか涼しい場所を求めたくなる。もし私にどこで夏を過ごすのが良いかと尋ねられたら、その答えは――山東省済寧市泗水県です。 泗水県は山東省中南部、泰沂山脈の南麓に位置しています。南北に広がる低山丘陵が県全体の面積の約7割を占め、中央部には泗河の沖積によってできた河谷平野が広がります。南北が高く中央が低いこの地形が、この小さな町に真夏でも貴重な涼しさをもたらしています。済南から高速鉄道に乗れば泗水南駅までわずか40分余り。もし東京から出発するなら、済南または青島に飛行機で飛び、そこから高速鉄道に乗り換えれば、半日で都会の喧騒から山水の世界に身を投じることができます。 夏を涼しく過ごす最初の目的地は、泉林泉群(せんりんせんぐん)です。泉林は泗水の町の東25キロメートルにある陪尾山のふもとに位置し、古い泗河の水源地です。名泉が集まり、泉が林のように多いことからこの名がつきました。ここは『山東通志』に「山東諸泉の冠」と記されています。泉の水は年間を通じて14〜18℃の一定温度を保ちます――都市が熱波にあえぐ中、ここでは毎秒1.355立方メートルの清流がひんやりとした涼しさを運んで勢いよく湧き出ています。趵突泉(ほうとつせん)、黒虎泉(こっこせん)、珍珠泉(しんじゅせん)などの名泉が点在し、「五歩で渓流となり、百歩で川となる」といわれます。裸足で清らかな泉の石の間に足を踏み入れ、水が足首をなでるままに任せれば、そのひんやりとした心地よさが心の奥底まで届きます。2500年前、孔子は絶え間なく流れる泉の水を前に「逝く者は斯の如きか、昼夜を舎てず」と感慨をもらしました。今日、あなたが「子在川上処」の石碑の前に立てば、時空を超えたその哲学的思索を今なお感じ取ることができるでしょう。 高い所に登って遠くを望みたいなら、鳳仙山(ほうせんざん)は見逃せません。国家3A級観光区で、森林被覆率はなんと95%に達します。6月の山内の気温は21〜25℃程度で、滝の水量も豊富で、「夏の滝の楽園」と称されています。遊歩道を歩いて標高608メートルの山頂まで登れば、奇岩怪石と飛瀑流泉が相伴い、一歩ごとに自然との深い対話が繰り広げられます。 幽玄を尋ね古を訪ねるなら、安山寺(あんざんじ)へどうぞ。この寺院は唐の貞観23年(西暦649年)に創建され、県城の東南15キロメートルにある群山に囲まれた場所に位置します。寺内には二本の千年銀杏の木があり、孔子が自ら植えたと伝えられています。古木は空にそびえ、清らかな泉は珠のように湧き出で、古来より観光避暑の名所として知られています。 もし文芸的なスローライフがお好みなら、等閑谷芸術糧倉(とうかんこくげいじゅつりょうそう)へ足を運んでみてください。1968年に建設された戦備糧庫が、デザイナーやアーティストの手によって見事に生まれ変わりました。龍湾湖畔では草木が生い茂り、古い糧倉の軒瓦の間には花々がからみついています。一杯のコーヒーを手に、書香と墨香に包まれて、ゆったりとした長い午後を過ごす――「芸術を糧とし、情熱を倉とする」のです。 泗水は伏羲(ふっき)・舜帝(しゅんてい)の故郷であり、東夷文化の揺りかご、そして儒学の重要な発祥地でもあります。ここには山水の清らかな響きがあり、文化の厚みがあります。この夏、ぜひ泗水に来て、山水との約束を果たしてみてはいかがでしょうか。

一湖の碧水が生み出す一帯の「金ヒル」

「毎年5月から10月にかけて、ヒルは幼生から成体へと成長する完全な育成期を迎え、7月には急速成長期に入り、一週間ごとに脱皮を繰り返します」。山東優仁漢方薬材有限公司の1号ハウスにて、養殖責任者の張裕振氏が作業員とともに池の巡回管理を行っている。生簀の中では数万尾のヒルが水中を悠々と泳いでいる。 ヒル養殖の成否は、結局のところ水質にかかっている。微山湖の水はどこが優れているのか。業界専門家は三つの重要な指標を挙げる。第一に溶存酸素量が高い点である。微山湖は水の流動性に恵まれ、水生植物が豊富で、水の自己浄化能力が強い。第二にpH値が弱アルカリ性で、マルヒル(ワイドボディ・ゴールデンリーチ)の生育嗜好にちょうど適合している。第三に重金属含有量が極めて低い点である。湖周辺に重工業が存在せず、原材料となる生薬の安全性を根源から担保している。 良質な水は基礎条件に過ぎない。天候に左右される伝統的養殖を、標準化・大規模化された現代産業へと昇華させる鍵は、技術革新にある。 ここ数年、山東優仁漢方薬材有限公司は複数の研究機関と連携し、土を使わないヒル産茧技術を世界で初めて開発し、親ヒルの産茧数を従来方式と比べ2倍以上に引き上げた。また、工場化育苗、幼生の餌付け、親ヒルの越冬など業界の難題を次々と克服した。養殖拠点にはスマート環境管理システムを導入し、飼育水温、水質、環境湿度を精密に制御。疾病発生率を大幅に抑え、製品となる生薬の品質を安定させた。三代にわたる人々の努力により、「天候に頼る養殖」から「技術に支えられる養殖」へと転換を遂げた。 現在、微山県では陸上型工場化養殖、標準化生態池養殖、開放水域吊りかご養殖など高効率モデルが普及し、国内初の薬用動物ヒルGAP養殖拠点が整備された。同社のヒル製品は漢方薬材の「三無一全」認証(硫黄燻蒸なし、マイコトキシン基準値超過なし、無公害、全工程トレーサビリティ確保)も取得している。 微山県は業界大手企業を主体に、マルヒル、チスイヒルなど4件のヒルに関する団体基準の作成を後押しし、品質に関する発言権を確固たるものにしている。ヒルから抽出されるヒルジンは、現在知られる限り最強の天然トロンビン阻害剤であり、心脳血管疾患の治療分野で幅広く活用され、市場需要は拡大を続けている。漢方顆粒、脳心通カプセル、漢方生薬切片などの製品は引く手あまたであり、配合顆粒や漢方製剤に加工することで付加価値は飛躍的に高まる。産業チェーンを延ばし、「原料販売」から「完成品販売」へ転換したことで、収益力が大きく向上した。 夕日が沈み、微山湖の水面は黄金色にきらめく。かつて人々が忌み嫌った「吸血虫」が、今では高い価値を持つ道地生薬へと変貌を遂げた。微山湖のヒル産業の躍進には、一湖の碧水という自然の恵み、そして苗種から製剤まで全工程に込められた職人の思いがある。一湖の碧水が育む「金ヒル」。この優れた生薬をめぐる物語は、湖辺でますます厚みを増していく。

東京ビジネスデザインアワード 商品化レポート 石山 & hitoe「ソナエア」 商品化への道のり インタビュー | AXIS Web

2017年度の東京ビジネスデザインアワード(TBDA)で優秀賞に選ばれたもの、受賞案での商品化は難しいことが分かりやすい方向転換。最終的には防災や在宅避難をキーワードに「インテリアになる防災グッズ」が開発された。受賞から5年を経ての商品化の実現。デザイナーと企業が対等の立場で、密なコミュニケーションを進めてきたことが成功の秘訣だ。 優秀賞提案からの方向転換 ――株式会社石山は創業7年で、今年で104年目ですね。 石山幸夫(株式会社石山 代表取締役社長) はい。創業から醤油の醸造や流通のための木製樽を製造していましたが、今から55年ほど前に木製からプラスチック製に移行しました。 主に醤油や味噌、漬物などの食品メーカー向けに容器を供給し、「食品パッケージ」を切り口に食と住文化を豊かにするための商品づくりをしてきました。 ――発泡スチロールは消費者にとっても身近な素材ですが、御社ならではの特徴はどのあたりにもありますか。 石山一言でいえば、商品開発力だと思います。食品パッケージが大きな柱ですが、発泡スチロールという特性を生かして、最近は食品以外の雑貨や建材などいろいろな商品開発に挑戦しています。例えば、ユニットバスの浴槽や電気給湯器を囲む断熱材、養殖場の海上に浮かぶフロート(浮き)などです。さまざまな産業の見えない部分を支える仕事だと考えています。 ――発泡スチロールという素材については環境面での魅力もあります。 石山例えば、「ダイオキシンが出るから燃やしてはいけない」と言われることがありますが、炭素と水素でできているのでダイオキシンは出ませんし、一部の自治体では「可燃資源」として回収しています。 発泡スチロールは、小さな粒子を何十倍にも膨張させるので、原料が2%で残りは空気です。 これほど省資源な素材はないと思います。 再資源化も可能で、環境に優しい素材として見直されています。 ――hitoeのおふたりは、株式会社石山が提案したテーマのどんなところにも興味を持っていただければ幸いです。 榎本大輔(hitoeデザイナー)私たちにとって発泡スチロールは、緩衝材や梱包材など、表に出るというよりは裏方をサポートする素材というイメージになりました。 テーマの文章を読んだところ、「(発泡スチロールに何かを)追加できる」という記述にピンときたんです。 横山織恵(hitoeデザイナー)素材をバージョンアップする切り口って何だろう、何を追加したら面白いかと考えているうちに、「光る発泡スチロール」というアイデアが出てきたんです。 ▲hitoe...

上善は泗水のごとし

盛夏の候、泗水県城を出発し、河岸に沿ってさかのぼること、泗河の源流・泉林に至れば、耳元に次第に澄んだ泉の音が聞こえてくる。目に入るのは「天下奇観泉林」と刻まれた牌楼。右側には斑れた石碑が立ち、「文武官員人等、此ニ至リテ下馬スベシ」とある。林間の御道をさらに進むと、群泉に囲まれた陪尾山が見え、山腹西側には観泉亭がそびえ立ち、その外には「子在川上處」の石刻が据えられている。 陥没、圧縮、隆起——数万年前の造山運動が、雄大に連なる泰沂山脈を生み出した。その南麓の余脈からは、南北二筋の連なる丘陵が伸び、その間に盆地上が広がり、これが泗水の原初の姿を描き出したのである。 泉水もまた、ひそかに湧き出でた。南北二つの泉脈は、いずれも泰山の根を同じくする。山陰は済南、山陽は泉林。大自然の絶妙な技により、泉林泉群と済南泉群は互いに照り映え合う。陪尾山のふもとには、泉が林のように多い。伝えられるところによれば、陪尾の麓には泉が林のごとく分布し、名泉七十二、大泉数十、小泉は無数にあり、珠が連なり星が列なるごとく、万の珠が跳ね上がるという。 ある伝説がある。玉帝が山東を三年もの間旱魃に苦しめた折、孔子は弟子たちを率いて雨乞いをした。道中、傷ついた白蛇に出会い、連れ帰って養った。数か月後、白蛇が癒えたので、孔子は川に放してやると、たちまち水は逆巻き、白蛇は一瞬にして白龍と化した。白龍は恩義に感じ、勝手に雨を降らせたが、玉帝は怒って山に変えてしまった。民は白龍を哀れみ、陪尾山と名付けた。白龍は死してもなお、この地の旱魃を忘れず、孔子の恩徳を偲び、山の岩間から泉を吐き出した。それが今の泉林を成したという。 伝説はさておき、泉水はまさに天地の和合の産物である。天からの水を受け、大地に育まれ、岩間から湧き出るものもあれば、砂の中にひそかに現れるものもある。吹き上げる様は星のごとく輝く。手を触れれば、冬は温かく、夏は冷涼。口にすれば、そのまま飲むこともでき、沸かせば茶を淹れるにも適する。その姿や音の違いにより、紅石・珍珠・趵突・黒虎の名が与えられた。 紅石泉は、水底から赤い砂を噴き出し、あたかも血が石に塗られたよう。珍珠泉は、泉底から気泡が浮かび上がり、雪の霰が水面にまかれたよう。黒虎泉は、虎の口のごとく大きく、荒れ狂う虎のごとく轟く。趵突泉は、勢い百の渓谷に勝り、人が撃ち合うごとく吹き上がる。 明代の治河御史・章拯は詩に賛えて曰く、「品推黒虎勝、合作玉虹流、洙泗多名迹、東帰記勝游」(品は黒虎を勝れたりと推し、合作して玉虹の流れとなす、洙泗に名迹多し、東に帰して勝游を記す)。星のごとく散らばる泉が集まって泗河となり、東から西へ流れ、まず微山湖に入り、その後北から南へ転じ、魯南・蘇北の諸水を合わせて淮河を経て東海に注ぐ。流れる先々には、悠久の歴史、深い文化、興味深い伝説が息づき、絶えることなく伝えられ、生き続けている。 「勝日尋芳泗水浜 無辺光景一時新 等閑識得東風面 万紫千紅總是春」(春の日、泗水のほとりに芳を尋ねれば、限りない光景が一時に新たなり。何気なく東風の面影を知れば、万紫千紅、みなこれ春なり)。多くの人が泗水を知るのは、まさにこの詩からである。泗水とは、泗河の古称であり、孔子が講壇を設けた地でもある。この詩は南宋・隆興年間に作られたが、当時泗水のほとりは金の領土となっており、詩人・朱熹は春を訪ねる志はあれど、宋金の戦乱のために実現できず、ついに憾みを残したのである。

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東京ビジネスデザインアワード 真ちゅう加工のブランド化が受賞 | 日経デザイン | 日経クロストレンド

東京が主催し、日本デザイン振興会(東京・港)が企画・運営を行う「2023年度」 「東京ビジネスデザインアワード」の最終審査が、2024年2月8日に東京・六本木の東京ミッドタウンで実施された。都内の中小企業11社がデザイナーと一緒にビジネスアイデアやデザインの提案を競った。最優秀賞は、真ちゅう加工などをこれから富士産業(東京・葛飾)と会社デザイントムテ(東京・港)による「時を自在にデザインする真鍮(しんちゅう)ブランドの提案」が受賞した。 ●最優秀賞を受賞した提案 時を自由にデザインする真鍮ブランドの提案 富士産業(東京・葛飾)とトムテ(東京・港)の榎本清孝氏、村上麻衣子氏による。 真中の経年変化を表現する独自技術を大切に、「TOKI BRASS」と呼ぶ新ブランドを立ち上げる。 数十年から100年以上の経過した風合いも見える。 アンティークのような色つやを持った製品につながるという 「東京ビジネスデザインアワード」は東京都の中小企業活性化政策の一つ。企業の持つ技術や素材などに対して、デザイナーから用途開発やビジネス全体のデザイン提案などを募集。それぞれをマッチングし、製品・サービスの実現を目指すコンペティションだ。最終は審査まで残り、「テーマ賞」を獲得した11社の経営トップと、それぞれを組んだデザイナーが最終プレゼンテーションに臨んだ。試作の審査もあった。審査委員長はメソッド(東京・渋谷)の山田遊氏が務めた。 結果、デザイン性や実現可能性、ビジネスプランの完成度など最も優れている提案として、最優秀賞1件と優秀賞2件を選出。 今後は11件の提案を実現できるように、審査委員と事務局が各種セミナーや個別コンサルティングなどで支援していきます。 賞式後の企業とデザイナー、審査委員による記念写真。審査委員長はメソッド(東京・渋谷)の山田遊氏で、審査委員はSTUDIO BYCOLOR(東京・大田)の秋山かおり氏、Takram(東京・渋谷)の谷口靖太郎氏、日髙国際特許事務所(東京・千代田)の日髙一樹氏、マクアケの坊垣佳奈氏、HAGISO(東京・台東)の宮崎晃吉氏が務めた この記事は会員限定(無料)です。 日経クロストレンドリニューアルキャンペーン実施中! プレミアム有料会員月額プラン 3,500円→今なら最大2ヶ月無料 この記事の目次へ戻る 日経クロストレンドをGoogleに優先表示 検索時に関連する記事が表示されます この連載の一覧 このシリーズの記事 この連載の一覧 今後の注目特集 近日公開 あなたにおすすめ あなたにおすすめ 今日の必読 今日のおすすめ 組織文化を根付かせるリチュアルデザイン実践の「4ステップ」 日経クロストレンド特集 PR

東京国立博物館の庭園が夜のアート空間に。「ZEN NIGHT TOKYO」で禅とテクノロジーが融合|美術手帖

 東京・上野の東京国立博物館で、庭園を舞台にした夜間イベント「ZEN NIGHT TOKYO」が開催される。会期は10月14日〜12月6日。東京では初開催 本イベントは、通常17時に閉園する東京国立博物館の庭園を夜間特別公開し、音と光、自然を通して「禅」の世界を体感するというもの。東京国立博物館、日本経済新聞社、ニューロテクノロジーを手がけるVIE株式会社の3者が共同で開催する。 「ZEN NIGHT」は、歴史ある禅の空間を舞台に、伝統文化と現代のテクノロジーを組み合わせた没入型サウンドアートイベント。2024年に京都・建仁寺、25年に鎌倉・建長寺、26年に京都・東福寺で開催されており、今回がシリーズ第4弾、東京では初開催となる。 会場となるのは、池を中心に歴史ある茶室が点在する東京国立博物館の庭園。紅葉のライトアップや大規模な雲海演出に加え、VIEが開発した「ニューロミュージック」による音響演出を展開する。来場者は音楽に包まれながら庭園を歩く「歩行禅」を通じて、日常とは異なる空間を体験することができる。 庭園内には複数の見どころが設けられる。「水月池」では、秋の名月や紅葉が池の水面に映り込む風景を演出。また、九条公爵邸から移築された茶室「九条館」の前には、暗闇に浮かび上がる天の川を表現した枯山水「天目庭園」が登場する。天目庭園(イメージ) 大名茶人・小堀遠州ゆかりの茶室「転合庵」などが佇む小道には、3000本の彼岸花を用いて日本古来の物怪(もののけ)の気配を表現する「百鬼夜道」を展開。紅葉に彩られた池のほとりには、抹茶や抹茶ラテを楽しめる「もみじ茶屋」も開設される。百鬼夜道(イメージ) さらに、九条館では、脳波計を装着して瞑想する「脳波坐禅」も実施。参加者の脳の状態をリアルタイムで音と映像に変換し、自身の内面と向き合う体験を提供する。参加には別途、日時指定制の専用チケットが必要となる。 このほか、大徳寺の塔頭である大仙院の住職・大和良章による特別坐禅会(11月5日)や、真珠庵の住職・山田宗正による坐禅会と精進料理を組み合わせたプログラム(11月13日)も予定されている。 なお、本イベントは、東京国立博物館の平成館で同時開催される開創700年記念 特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」と連動する企画でもある。同展では、牧谿筆の国宝《観音猿鶴図》をはじめ、大徳寺に伝わる数々の名宝を紹介。通常非公開の三門内部を再現した展示も行われる。 「ZEN NIGHT TOKYO」のチケットには同展の観覧料も含まれており、禅にまつわる美術作品の鑑賞と、音や光を通じた体験の双方を楽しむことができる。