岸田首相会見 高齢の死者増加で「おわび」、非核三原則は「検討し続けることは大事」 :東京新聞 TOKYO Web
記者会見する岸田文雄首相=3日、首相官邸で(代表撮影)
岸田文雄首相は3日の記者会見で、新型コロナウイルスのオミクロン株による感染の「第6波」で高齢者らの死者が増えていることに関して「政治は結果責任なのでおわび申し上げなければいけない」と陳謝した。本紙が「3回目のワクチン接種が遅れ、高齢者らが亡くなっていることへの政治的責任をどう考えるか」と質問したことに答えた。
首相は「基礎疾患がありコロナで重症の症状を示す前に亡くなる方がおり、重く受け止めなければならない」と述べた。本紙がワクチンの3回目接種について「計画通りに進んでいない」とただしたのに対しては、昨年10~11月まで1、2回目の接種が継続していたことを挙げて「2回目接種から(3回目接種まで)一定の間隔を空けなければならない」と説明した。
首相は2月末までに約3700万人分のワクチンを全国に配布し、接種体制を整備したことを強調。「できるだけ多くの方々に接種に足を運んでもらうため、有効性や安全性を説明する努力をする」と話した。
3回目接種を終えたのは政府の3日公表値で全人口の22.2%にとどまり、先進7カ国(G7)で最低。首相は「米国は3割にいっておらず、英国、フランス、ドイツも5割前後で各国とも苦戦している」と釈明した。
ロシアのウクライナ侵攻を巡って「非核三原則を堅持して国民の命を守れるのか」との質問が出た際には「状況の変化を前にして、何もしないわけにはいかない。絶えず何が求められるかを検討し続けることは大事だ」と述べた。(山口哲人)
「東京の政治家が想像する以上に自民党への逆風が吹き荒れている」辛坊治郎が指摘 ~前橋・京都市長選の結果巡り – ニッポン放送 NEWS ONLINE
キャスターの辛坊治郎が2月5日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。4日、投開票が行われた前橋市長選、京都市長選の結果を巡り、「東京の政治家が想像する以上に自民党への逆風が吹き荒れている」と指摘した。
前橋市長選から一夜明け、市内の交差点で通行人らに手を振る初当選を果たした小川晶氏=2024年2月5日午前 写真提供:共同通信社
「自民王国」といわれる群馬県で4日、前橋市長選が投開票され、野党系の小川晶氏が初当選した。政治資金パーティーの裏金事件を巡る政治不信が背景にあったとみられる。また、混迷の様相を呈していた京都市長選も同日行われ、自民、公明、立憲民主、国民民主の4党が推薦した元官房副長官の松井孝治氏が初当選した。
辛坊)どちらの市長選結果からも、東京の政治家の皆さんが想像する以上に、自民党に対する逆風が日本全国で強烈に吹き荒れているということがよく分かります。
京都市長選では、自民など4党が相乗りした松井孝治氏が、共産党の支援する福山和人氏を破って初当選しましたが、想像もできないくらいの僅差でした。得票数は松井氏が17万票余、福山氏が16万票余です。
辛坊)京都市は長く共産市政が続いた時代がありました。ここ数十年、地方自治はもはや共産市政の時代ではないという感覚でしたが、今回ふたを開けてみれば、松井氏と福山氏の差は1万票余です。松井氏には自民など4党が相乗りしていながら、共産党が単独で支援した福山氏と僅差だったということは、松井氏の当選は薄氷といえます。
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「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022 supported by にしたんクリニック」の ステージ「SMILE GARDEN」にて最終合格者のデビュー確約!本日5月2日から、株式会社ツインプラネット(本社:東京都渋谷区、代表取締役:矢嶋 健二)、株式会社インクストゥエンター(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 田村優)、SHOWROOM株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:前田 裕二)、「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」の合同企画である『JDOL AUDITION supported by TIF』オーディションを開催し、応募を開始いたします。『JDOL AUDITION supported by TIF...
「東京五輪に興味はない」若者たちが”政治の暴走”を感じるワケ | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン)
開催まであとわずかとなった東京オリンピック・パラリンピック。反対の声も多い中、Z世代の若者たちは開催の是非をどう考えているのでしょうか。『Z世代』(光文社新書)の著者、原田曜平さんが大学生9人によるオンライン座談会を緊急開催。彼らが抱えるようになった不信感とは──。
写真=iStock.com/Ryosei Watanabe
※写真はイメージです
【座談会参加者】
安田 愛麻/慶應義塾大学総合政策学部3年生
鈴木 かのん/桜美林大学ビジネスマネジメント学群3年生
國武 那汰莉/立教大学文学部3年生
鈴木 俊太朗/慶應義塾大学法学部4年生
矢追 耕太郎/早稲田大学政治経済学部3年生
土井 大紀/立教大学文学部2年生
青野...
「腐敗ばかりの政治は要らない」 国会前で「#さようなら自民党政治」デモ:東京新聞 TOKYO Web
国会前で自民党政治への抗議をする人たち
自民党派閥の政治資金パーティーの裏金づくりや防衛費の増額などを問題視し、岸田政権の退陣を求めるデモが22日夜、東京・永田町の国会前であった。参加者は「#さようなら自民党政治」と書いた横断幕を掲げ、国会に向かって「腐敗ばかりの政治は要らない」「裏金議員は説明を」と声を上げた。
登壇した法政大の山口二郎教授(政治学)は「大事な予算審議の時期に、裏金問題が最大の政治問題になってしまっている。ひとえに自民党のせいだ」と指摘。「日本の政治に常識を取り戻すため、政権交代に向けて声を上げていこう」と呼びかけた。友人と参加した都内の女子大学生(20)=文京区=は「自民党は裏金問題で政治を滞らせ、機能不全に陥らせている」と憤った。
公正な社会や政治を目指して行動する10~40代の市民有志を中心とするグループ「WE WANT OUR FUTURE」が主催。デモの模様はユーチューブでも配信された。(三宅千智)
...
日本交通、東京の政治経済の中心や渋沢栄一ゆかりの地を巡る「社会科見学タクシー」 – トラベル Watch
小中高生・家族向けに「社会科見学タクシー」を限定運行 日本交通は、夏休みにあわせて小中高生・家族向けに「社会科見学タクシー」を8月5日から期間限定運行する。日本交通の観光タクシーで都内の名所、話題の場所を巡るほか、今回は渋沢栄一ゆかりの地を巡る特別コースを用意している。料金は3時間1万5220円~、以降30分ごとに2470円。 都内最大手・日本交通の約1万人の乗務員から選抜された、 都内観光の専門資格を有するEDS(エキスパート・ドライバー・サービス)観光担当乗務員が、夏休みの自由研究のテーマにもなるスポットへ案内する。10歳以上の子供に限り1台当たり3名まで、子供のみでの乗車も受け付ける。 現在、観光タクシー企画「偉人の軌跡 渋沢栄一編」を運行中。新1万円札や大河ドラマで注目されている渋沢栄一は、資本主義の父と呼ばれ、明治から昭和にかけての経済発展に大きな貢献をした人物。東京駅や日本銀行、邸宅のあった飛鳥山周辺を始め、東京の街に数多く点在する渋沢栄一ゆかりの地を巡ることができる。 事前に要望を聞いて、オリジナルコースを作成することも可能。出発地または最終到着地は東京23区・武蔵野市・三鷹市に限定される。 コース例1 東京・話題の名所めぐり(所要時間3時間): 東京駅丸の内口~皇居(楠公駐車場下車参観)~国会議事堂~新国立競技場~明治神宮(下車参拝)~JR原宿駅・WITH HARAJUKU、渋谷・MIYASHITA PARK~都心部希望場所 コース例2 渋沢栄一ゆかりの地めぐり(所要時間3時間): 東京駅丸の内駅舎~一ツ橋・皇居~大手町・丸の内~日比谷・内幸町~日本橋~兜町~永代~京橋~東京駅丸の内駅舎
【独占スクープ】高市早苗事務所 統一教会&逮捕社長のパー券購入を隠蔽していた!《裏帳簿を入手》《「買うたれ」54万円分購入も不記載 逮捕社長が告白》《パー券購入を「寄附」と虚偽記載 税控除で「選挙区民を優遇」》
長引く日中新冷戦に統一教会の極秘文書、通常国会冒頭での“自己チュー解散”で、支持率が落ちてきた高市早苗首相。さらに今回、「週刊文春」が入手した高市事務所の「パー券リスト」には、彼女の隠された重大疑惑が――。
▶︎自民党調査では明かされなかった統一教会との深い関係
▶︎「買うたれ」54万円分購入したのに不記載 逮捕社長が告白
▶︎パー券購入を寄附と虚偽記載 税控除で「選挙区民を優遇」
2019年3月17日、収容人数1200名を誇るシェラトン都ホテル大阪の、最大規模の宴会場「浪速の間」は、スーツ姿の老若男女で埋め尽くされていた。
視線の先にいるのは、“サナエブルー”のジャケットに身を包んだ1人の女性。彼女は壇上に上がると、前年出版した自著について語り始めた。
参加者らはビュッフェ形式で用意された豪華料理に舌鼓を打ちながら話に耳を傾ける。和洋中所狭しと並ぶ中、彼女の出身地の郷土料理「柿の葉寿司」も用意されていた。
この日の出席者には、彼女が直筆で書いた礼状が配られた。そこには、感謝の気持ちと共に自らの実績が綴られている。
〈自由民主党サイバーセキュリティ対策本部長として同僚議員や関係府省庁の皆様と議論を進め、昨春に総理と官房長官に提出した「第1次提言」を更にパワーアップさせた「第2次提言」の策定に励んでまいります〉
しかし、この日のパーティは、様々な問題を孕んでいたのである。
◇
「国論を二分するような大胆な政策、改革に果敢に挑戦していくためには、国民の皆様の信任も必要だ」
1月23日、60年ぶりに通常国会冒頭で行われた衆議院解散。それに先立つ19日の会見で、高市早苗首相(64)は決断理由をこのように説明した。
だが毎日新聞の世論調査(24・25日実施)では、内閣支持率は前回から10ポイント下落。「衆院解散を評価する」との回答は27%に留まった。誕生以来、高支持率を誇ってきた高市氏の決断は、なぜ支持を得られていないのか。
「物価高で苦しむ人々が多いなか、当初、高市首相は経済対策に主眼を置くと宣言していた。しかし、党の情勢調査の結果が良く、議席を増やして国会運営を円滑にしたい思惑もあり、予算成立を後回しにするかたちで解散を決意。選挙経費は物価高と人件費高騰で約855億円にものぼり、極めて“自己チュー”な解散だと受け止められている」(政治部記者)
高市氏の支持率は下落傾向
加えて、通常国会でやり玉に挙げられかねない“爆弾”をいくつも抱えていた。
1つが高市氏の国会答弁に端を発し、エスカレートし続けている日中問題だ。渡航自粛の影響で観光客は減り、経済界の代表団の訪中も延期となった。
もう1つが、統一教会の内部文書「TM特別報告」で詳らかになった、教会と自民党との想像以上の関係性の深さだ。TMは「トゥルーマザー(真のお母様)」の略で、韓ハン鶴ハク子チャ総裁のことを指す。
韓国で公判中の韓総裁
高市氏の「政治の師」安倍晋三元首相や、幹事長代行として彼女を支える萩生田光一氏と、教団との蜜月。そして高市氏の最側近・佐藤啓官房副長官が、安倍首相銃撃事件の当日に、統一教会の「応援集会」に招かれていたことも明らかになった。
「首相が、政権にとって不都合な事実を隠すために解散に打って出たと捉えている国民が、それだけ多いということなのでしょう」(同前)
「TM特別報告」に何度も登場する安倍氏
だが“不都合な事実”は、それだけに留まらない。新たに高市氏に重大疑惑が浮上したのである――。
それを示すのが、「週刊文春」が高市事務所関係者から入手した内部資料だ。彼女の政治資金パーティのパー券購入者が細大漏らさず掲載されている。事務所関係者が声を潜めて言う。
プロパティの「前回保存者名」
「事務所のスタッフが作ったリストです。政治資金パーティを開催した時の、入金記録をすべて把握しておくための、門外不出の資料です」
確かに、エクセルファイルの表には、11年、12年、19年に高市事務所が販売した、パー券の購入者や金額、振り込み日、紹介者名などが事細かに記載されている。
電子データのプロパティには「前回保存者名」が記されている。そこには「t-kinoshita」とある。高市氏の奈良事務所の所長は木下剛志(つよし)氏。長年にわたり高市氏の秘書を務めてきた人物で現在は公設第一秘書の立場にある。「前回保存者名」は、木下氏を指すとみられる。
政治資金規正法では、20万円を超えるパー券の収入分に限って政治資金収支報告書への記載義務が生じ、購入額と購入者が公開される。だがリストには、公開基準以下の少額の入金履歴も、すべて載っている。
つまり、総務省と奈良県に届け出る収支報告書のもとになる、カネの収入を記載した“裏帳簿”なのだ。
念のため法人・個人で20万円超の購入者を調べると、パーティを主催した高市氏が代表を務める自民党奈良県第二選挙区支部の収支報告書に記載されたものと、金額も、日付も、一致している。
公開されている収支報告書には載っていない、20万円以下で購入した記録についても検証した。
例えば、19年3月20日に10万円分のパー券を購入した旨が記載されているイオン株式会社は、「当時の記録を確認したところ、事実だと確認できました」と回答。19年2月18日に2万円分のパー券を購入したと裏帳簿にある日本建設職人社会振興連盟も、「確かに2万円購入しており、1名出席しています」と答えた。
その他にも多くの大手企業が「一応、表の収支報告書には載らない金額なので、匿名でお願いしたい」と断りを入れつつ、購入額、購入日ともに裏帳簿と完全に一致していることを認めた。事務所関係者の言葉通り、裏帳簿にはすべてのパー券の入金記録が正確に記されていた。
では裏帳簿から、何がわかるのか。
世界平和連合の紹介で購入
まず特筆すべきは19年のリストだ。この年、高市氏が開催したパーティは1度のみ。それが、大阪市内で開かれた「Fight On!! sanae2019 高市早苗支部長の出版をみんなで祝う会」。冒頭の場面は、同会の様子である。
1つ目の疑惑は、次の、まったく同じ2つの入金履歴にある。
〈世界平和連合奈良県連合会/郵振/3月13日 /20,000〉
〈世界平和連合奈良県連合会/郵振/3月13日 /20,000〉
「週刊文春」が入手したリストには統一教会関連団体の名が
世界平和連合とは、旧統一教会の創始者・文鮮明氏が創設した団体だ。「TM特別報告」の報告者の1人、梶栗正義氏が会長を務めたこともある。その地域組織の奈良県連合会が、19年に計4万円分のパー券を購入していることを示す。
19年の大阪でのパーティ(高市事務所HPより)
さらに12年分のリストを紐解くと、紹介者を〈世界平和連合〉として、A氏ら3名が、2万円ずつ計6万円分のパー券を購入している。12年の6月9日には、シェラトン都ホテル大阪で政治資金パーティが開かれたが、
「A氏は世界平和連合奈良県連合会の事務局長を務めていた人物。旧統一教会の大和郡山教会(奈良県)にいたこともあります。19年に開催された旧統一教会系イベント『ピースロード』でも事務局長を務めている」(奈良県政関係者)
世界平和連合の会長を務めた梶栗氏
これまで高市氏は、自身と教団との関係についてほとんど説明してこなかった。22年8月、安倍元首相銃撃事件を受け、教団の関連団体である世界日報社の月刊誌で、01年に他の政治家と対談したことを公表した程度だ。
これまで高市氏は、自身と教団との関係についてほとんど説明してこなかった。22年8月、安倍元首相銃撃事件を受け、教団の関連団体である世界日報社の月刊誌で、01年に他の政治家と対談したことを公表した程度だ。
高市氏のⅩ(22年8月14日)では、統一教会との接点について、「選挙応援無し。行事出席無し。金銭のやり取り無し。祝電も当事務所が手配した記録は無しでした」と断言している。
また、22年8月に自民党が所属議員に対して実施した調査で、統一教会との接点が確認された議員名については翌9月に公表されたが、その中にも高市氏の名前は記されていない。こうした経緯と裏帳簿の記述は明らかに矛盾する。
先に述べた「TM特別報告」では高市氏の名が32回登場している。〈高市氏が自民党総裁になることが天の最大の願いである〉などと記され、教団側から彼女が期待される存在だったと分かる。それでも高市氏は、同報告に高市氏の出身地が奈良ではなく神奈川と誤って記載されたことなどを盾に、「出所不明の文書」「明らかに誤り」と主張してきた。だが今回、統一教会の関連団体および関係者から、計10万円がパー券収入として高市事務所に入金されていたことが判明した。これまで隠蔽されてきた事実が、裏帳簿によって、初めて明らかになった形だ。
パーティ収入を巡る、隠蔽疑惑がもう1つある。
19年、次のような入金記録が登場する。
〈B(株)/現金/3月13日/540,000〉(編集部注・社名は仮名)
B社は奈良県安堵町にある不動産会社だ。高市氏の地盤・奈良県第2区に所在している。
リストでは2019年にB社は54万円分のパー券を購入している
前述のように20万円を超えるパー券収入は収支報告書への記載が義務付けられるが、この54万円は記載がないのだ。
B社の社長だったC氏と高市氏との縁は深い。19年以前に遡ると、高市氏の政党支部の収支報告書にB社およびC氏からの献金が複数件記載されている。
確認できた範囲(12年から14年)で、B社が購入した高市氏のパー券額は計120万円。C氏個人としても計20万円を寄附している。C氏は高市氏の有力な支援者と言える。
また、C氏は「自民党安堵町支部」の代表を務めており、安堵町では、影響力の強さから“第2の町長”の異名を持つ人物だ。
C氏に聞いた。
――19年の高市氏のパーティに参加した?
「行っていると思う。会社のもんとかウチの町長とかと一緒に行っているから」
――その際、54万円分のパー券を購入した?
「そうちゃうかな。(B社のある)安堵町は小さな町だから、高市にカネが要るうちは『目一杯、買うたれ』と言っている」
――後から返金はされていない?
「ないない」
C氏と高市氏(B社HPより)
ではなぜ、収支報告書に一切記載されなかったのか。
実はパーティ開催から7カ月後の同年10月17日、C氏は農地法違反の容疑で奈良県警に逮捕されたのだ。被疑内容は、虚偽の申請書を農業委員会に提出し、転用目的で農地を得たというもの。C氏は翌20年2月に懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受け、B社には罰金300万円が言い渡されている。C氏は社長を辞任し、次男が継いだ。
寄附で処理することの問題点
「19年分の収支報告書は20年3月に県選管に提出されている。つまり、社長が逮捕されて有罪となった企業からのパー券収入を隠す目的で、記載しなかったと思われるのです」(前出・県政関係者)
政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授が指摘する。
「記載義務額を超えた54万円分のパー券収入を得ていながら収支報告書にその旨を記していなければ、政治資金規正法違反(不記載)に該当します」
裏帳簿からはもう1つ、重大疑惑が浮上する。
取材班が着目したのは、入金情報の1つとして、事務所が記した〈新時代振込〉や〈寄附金控除〉といった但し書きだ。〈新時代振込〉とは、政党支部「自由民主党奈良県第2選挙区支部」でパー券を販売して得られた収入を、高市氏が代表を務める資金管理団体「新時代政策研究会」への収入として処理するという意味だ。この際、「新時代政策研究会」の収支報告書には、パー券収入ではなく個人献金による「寄附」として記載されることになる。つまり、高市氏の収入の入金先と名目の“付け替え操作”が行われているのだ。
裏帳簿には、実態通りにパー券購入と記されていたものが、表の政治資金収支報告書では、「新時代政策研究会」への寄附と改ざんされていることが確認できる。こうした例は、11年に3件、12年に13件、19年に5件あった。決して、凡ミスとは思えない回数だ。
12年5月2日、2万円のパー券を購入し、〈寄附金控除〉の但し書きがあるのは安堵町の西本安博現町長と、北田秀章元副町長だ。この2人に聞くと、パー券購入を認めたうえで、なぜ「寄附」と処理されたのかは分からないと回答した。
〈寄附金控除〉の但し書きのある安堵町の町長ら
19年3月13日に2万円分のパー券を購入したが、資金管理団体への寄附扱いとなっている安堵町元教育長の楮山素伸氏も、
「パー券を買った記憶はあります。当然、献金ではないと思う。パーティに行くためにお金を払ったんやから」と答える。
上脇氏が、この“付け替え”の問題点を指摘する。
「100万円分のパー券収入をパーティの開催団体である奈良県第2選挙区支部の収支報告書に記載していない事例は、政治資金規正法違反(不記載)に当たります。また、参加者がパー券を購入する認識で事務所に入金し、実際にパーティに参加している人物からの収入を、資金管理団体への個人献金として記載していることも、政治資金規正法違反(虚偽記載)に該当します」
ここで疑問が浮上する。高市事務所は、何のために別団体への“寄附”として処理したのか――。
政党または政治資金団体の政治活動への寄附金については、支払った年分の所得控除としての「寄附金控除」の適用を受けるか、または税額控除ができる「政党等寄附金特別控除」の適用を受けるか、いずれか有利な方を選べる。
一方、パー券の購入費用は控除の対象にはならない。つまり、〈新時代振込〉や〈寄附金控除〉との記述は、控除対象にするためにパー券購入を個人献金(寄附)に変えて処理したことを示している。
実際、“寄附”に変えてもらったことを認識している人物がいた。
19年2月15日、100万円分のパー券購入が新時代政策研究会への寄附として“付け替え”処理されているD氏だ。
――19年に大阪で開催された高市氏のパーティにパー券を購入して出席した?
「はい、後輩とか連れて何人かで」
――それが、いつの間にか、資金管理団体への個人献金になっている?
「もうずっとそうです。パーティとか何かあったときはそうさせてもらっている」
――それによって寄附金控除を受けられる?
「はい。それは会計士にも確認していて問題ない」
――理由は?
「高市さんの弟が僕の大学の後輩で、クラブが一緒。家族ぐるみでお付き合いしている」
――パー券購入が、個人献金扱いになった理由は?
「個人的によく知っているから、そういう流れです」
リストではD氏は2月15日に100万円分を購入。
新時代政策研究会の収支報告書にはD氏が同日、同額で寄附をしたと記されている
さらに問題なのが、“付け替え”処理を受けている人物の大半が、高市氏の選挙区である奈良2区内に住所を置いていることだ。
記者に「はっ倒すぞコラァ」
「パー券購入を寄附に付け替えてもらった購入者は、寄附した事実がないにもかかわらず、寄附金控除制度という“特典”を利用できることになります。選挙区民を優遇したと言えるでしょう」(上脇氏)
元特捜部検事で公認会計士でもある坂根義範弁護士はこう指摘する。
「もし制度を利用していれば、客観的には、パー券の購入者が、本来払うべき税の一部を免れていることになるでしょう」
では、高市事務所で、こうした処理を主導した人物は一体誰なのか。前出の事務所関係者が明かす。
「パー券の入金記録などを管理しているのは、地元の奈良事務所に籍を置く、事務所長の木下氏です」
裏帳簿のプロパティに、名前が記されていた人物だ。
「木下氏が注目を浴びたのは24年の総裁選直前に、高市氏側が、党の方針で禁止されていた政策リーフレットを郵送していた時のことです。党選管が口頭で注意しましたが、その後、木下氏が会見を開いて、党執行部の対応を『公平性・公正性に欠ける』と猛批判したのです」(自民党関係者)
統一教会と高市氏との金銭のやり取り、逮捕され有罪となった社長のパー券購入の隠蔽、“付け替え”による収支報告書の虚偽記載や選挙区民への優遇――裏帳簿から次々に重大疑惑が浮き彫りとなった。
木下氏に見解を尋ねるべく、1月26日朝、大和郡山市内の郵便局の前で声をかけた。だが、
「うるさい!」
と記者に向かって叫ぶと、車に乗り込んで走り去ってしまった。
そこで再度、銀行から出てきたところを直撃した。
――週刊文春です。
「はっ倒すぞコラァ」
記者を怒鳴りつけ、今しがた乗ってきた車へと歩を速める。
――19年に開催したパーティ収入に不記載がある。
「うるさい! お前らと喋る必要ないやろ!」
――釈明はしない?
「釈明する必要もない」
――B社からの54万円分のパー券収入が不記載では?
「……」
車に乗り込むとドアを勢い良く閉め、去っていく。
高市氏を支え続けてきた木下氏
改めて高市事務所に、世界平和連合からのパー券収入を隠していたこと、B社のパー券購入不記載、パー券購入を寄附と記載していた理由などを書面で問い合わせると事務所の担当者は「回答なしという事で。すいませ〜ん」。木下氏にも電話をかけたが、「ちょっと忙しいので切ります」と言うのみ。
有権者の公正な審判のためにも、高市氏には真摯な説明が求められる。
当記事締め切り後の28日午前、高市氏事務所から以下の回答があった。
「設定された回答期限まで時間的余裕がない上、衆議院選挙期間中であることから、十分な確認を行うことは困難ですが、高市事務所として、政治資金について、法令の規定に従い適切に処理しているものと認識しています。また、旧統一教会に関するお尋ねに関しては、令和4年9月に実施された自民党の調査に対し、適切に回答を行っており、それ以降も報告すべき新たな接点はありません」














